【プロローグ】
TdT2015
TEAM颯 Are Go! |
今回の参加選手ノミネートは以下のように行われた。
昨年完走の二瓶、昨年功労の中山がまず決定。
次に、昨年tanakabucho(以下、TB)に自転車を貸してくれた東雲。
最後の1人は、当初はアスリート宮臺だった。しかし宮臺から受け取った返事には「前日が結婚式なんです」と有った。でも行きたい、と。
馬鹿な宮臺はめぐみ妻に伝えたところ「行ってくれば」的返事だったようだが、新郎が式の後片付けも無しに自転車大会に飛んだと有っては後々夫婦仲、家族仲はたまた親戚仲にヒビが入るどころか、最終的には宮臺家と神道家の崩壊に繋がらないとも限らない。
事態を重くみた親心溢れるTBは東雲にもお願いして、宮臺を思い留まらせることに奔走した。
さて、代わりの1人枠。
聞けば宮臺家挙式招待@軽井沢はTBと堀内で有った。巻き込むしか無かった。
堀内は60km出場をあっけなく、何の躊躇も無く快諾した。
かくして参加者計5名、東京発3名、東京発軽井沢経由2名の2チームが編成された。
自転車を持っていないTBと堀内は、宮臺夫妻の自転車を代理出場させると言う勝手な名目で宮臺夫妻から自転車を借りた。
夫の自転車「ブラックサンダー号」にTBが、めぐみ妻の自転車「オレンジサンダー号」に堀内が乗ることになった。
個々にWebエントリーも済ませ、QRコードを入手した。
順風満帆、全ての準備は整ったかのように見えたが、まだ最大課題が残っていた。
それは軽井沢から石巻への移動だった。
宮臺家挙式は石の教会での結婚式が17時、湯川ガーデンテラスでのフレンチ・ディナーのお開きが20:30。着替えて出発は最短で21時。机上計算で移動に所要6時間。21時出発必達、3時到着必達がノルマになった。但し3時に着いたとしても仮眠出来るのは2h程度である。
日暮里で12時に堀内とオレンジサンダー号を積んだ我らが愛車「ラビングラビット号」はツール・ド・東北へ行くのに何故か方向が異なる関越道をひた走り、定刻15時過ぎに軽井沢のホテル・ブレストンコートに着いた。今晩は運転をするから披露宴では酒を呑めない。呑むなら今しか無い、と言うことで礼服に着替えた後はラウンジで軽井沢高原ビールを戴く。2杯呑んで気持ち良くなったところで16:30の集合時刻。あらかじめホテルへ送っておいた花束を受け取って結婚式へ向かう。
結婚式も披露宴も幸せ満点だった。唯一意見を述べさせて頂くとすれば、結婚式の「誓いの口づけ」に余りにも初々しさが無かったことだ(笑)…そりゃそうだよね
ともかく幸せ満点の宴は終わった。もはやTBと堀内のターゲットは石巻行きへ移った。
21時にバスが湯川ガーデンテラスを出発。5分後にホテル、超速で着替えて21:21、21分のビハインドでホテル駐車場を出発。
21:40 FM南軽井沢店で朝食と飲料と氷を購入、21:45発。氷は披露宴で貰った軽井沢高原缶ビールを冷やす為のものだ。
まずは関越道まで上信越道を60kmほど戻り、少し新潟方面へ進んでから北関東道。
この北関東道がもし全通して居なかったら、或いは外環道まで戻ることを余儀なくされたのなら、今回のプランは不可能だった。或る意味、北関東道が今回の功労賞で有ろう。
何処まで行けるかわからないラビングラビット号は高崎ジャンクションから右に、北関東道栃木方面へ舵を切ったのであった(続きはここへ!)