いよいよ来月、北海道すべての塗りつぶしが完遂される運びとなった。
すべての塗りつぶしと言うのはもちろん主観的なもので、ひと言で言えば「最果ての制覇」。思い返せば一連の北海道旅も、最果ての保守探訪と言うテーマから始まったものだった。
では神威岬には行かなくて良いのかと言うとそんなことは無く、ただ最果てイメージが薄く比較的近いので、いつでも行けるからと先送りにしているだけである。
しかしながら北海道は広く、塗りつぶすにはそれなりの時間と根気とカネが要る。トイレット博士風に言えば根気勇気元気マタンキである。
少々長くなるが、塗りつぶし直前までの経過を遡ってみよう
2002年8月、家族で初上陸。道立としては閉館して今は福島町青函トンネル記念館になっている |
2013年10月、もう取り壊されてしまった長万部駅北側の跨線橋から、 |
右は幹線「室蘭本線」左は伝統の函館本線。ここから北側の函館本線は、北海道新幹線の開業で廃線が決まっている
2015年で廃止されたトワイライトエクスプレス(左下)
当時の長万部駅ホーム。写真に写っているこれらの列車たちは全て消滅した(右下)
青函トンネルを結んでいた特急白鳥。 この白鳥も元々は大阪~青森を日本海ルートで走り切る長距離特急の雄だった |
ウインドインハーヘア@ノーザンホースパーク。あのディープインパクトのお袋さん |
2015年10月、嵐と共に向かった初オホーツク旅。知床のオーロラ号が網走港へ避難 |
当時の特急オホーツクはキハ183形スラントノーズ。この車両は一昨年、タイへ渡った |
滝川駅~釧路駅間308.4kmを8時間半近くかけて走っていた2429D |
当時日本一の長距離鈍行だったが根室本線東鹿越駅~新得駅間が千切れたお陰で2429Dも千切れ、今は消滅してしまった
記念すべき第1回タナカップは2015年10月12日 |
幸福駅で恥ずかしい写真 |
2016年1月27日 凍り付くスーパーカムイ&北海道新幹線開業カウントダウン@札幌駅 |
3月 特急カシオペアと急行はまなすの葬式鉄 |
開業前の北海道新幹線木古内駅へ行ったら開業セレモニー中で、来賓客と間違われた |
17年4月 伊達紋別駅。モンベツは北海道に3ヶ所有るから注意が必要だ。 オホーツク沿岸の紋別、競馬場の有る門別、そしてここ伊達紋別 |
海に一番近い、北舟岡駅 |
母恋駅。地球岬の入り口 |
当時の駅3態 |
初「鵡川駅」は17年4月、初「新十津川駅」は17年10月。上は廃線後の留萌本線増毛駅跡
友人の実家、オロロンライン浜益町の浜益山豊隆寺。奴はお寺出身で立教大学→IBMと言う秀才 |
夕張支線の廃線は2019年3月31日 |
北海道のダムカード集めにも本腰が入り始める |
最盛期の北海道の国鉄路線図。その濃さ、驚くべし!今やほとんど一筆書きで書けちゃう |
留萌本線や根室本線富良野駅~新得駅間の廃止が発表されたのは2019年4月に遡る |
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ロコ・ソラーレとの初邂逅は遠軽駅。まだチーム・マリリン |
富良野線「ノロッコ」、この旅では道内定期特急列車すべてに乗車、 ついでに臨時特急ニセコにも。新十津川駅再訪、訪れたのはこれが最後になった |
根室旅は2020年1月、SL冬の湿原号運行初日 |
ばんえい競馬でオカップ&ハッピーカップ |
日高本線元々の終着駅、様似駅 |
21年12月 竜飛岬から望む北海道。ここも最果てだった |
Peachで聖地突入&松寿し! |
特急オホーツク3態 |
22年11月 廃線候補乗りつぶし旅に突入。まず釧網本線は花咲線カラー |
廃線が決まっている留萌本線で深川駅から留萌駅へ。平日に乗ったので葬式鉄祭りには巻き込まれず幸い |
滝川駅から快速狩勝で東鹿越駅、そこから代行バスで新得駅へ。代行バスは超快適。翌日は富良野線で富良野駅~旭川駅(左下)。新得駅~富良野駅間はバス置換決定 |
ついでにぴっぷ(比布) |
元々ばんえい競馬は岩見沢にも有った。岩見沢駅から室蘭本線で苫小牧駅へ南下 |
かつて行った様似駅までは既に廃線でここが日高本線の終着駅 |
そしてドンツキ室蘭駅 |
<ここまでのまとめ>
- 到達した場所
- 岬系、北から時計回りに、
- ノシャップ岬、宗谷岬、納沙布岬、襟裳岬、地球岬
- ドンツキ駅系
- 稚内駅、根室駅、鵡川駅、東鹿越駅、室蘭駅、函館駅、留萌駅
既に廃駅ドンツキは増毛駅、様似駅、夕張駅、新十津川駅 - 廃駅系
- 石北本線白滝シリーズ、宗谷本線歌内駅、安牛駅、上幌延駅
- 最果て系
- 北緯45°標、幌延駅前の宿、宗谷岬、網走ランプ、ウトロ、羅臼、熊の湯と羅臼の東端、野付半島、東根室駅
- ロコ・ソラーレ系
- 常呂神社、松寿し、しんや、サロマ湖、ネッツトヨタ北見、サイン入り色紙
北から、
- 樺太で起こった9人の乙女の悲劇を今に伝える猿払電話中継所跡
- 北海道で一番小さい音威子府村の、音威子府駅に隣接する天北線資料室。
日本一と言われた駅そば屋は我々の来訪を待てずに昨年8月に閉店してしまった - 士幌線タウシュベツ川橋梁跡。夏に湖底に沈み、冬に姿を現す廃線跡のコンクリート製鉄道橋
いつかは塗りつぶしたいと考えてはいたものの、音威子府駅を除けば線路が無いから大人の休日倶楽部パスでは行けない。音威子府駅で降りるのも、列車の乗り継ぎやアクティビティを考えるとやや難儀だ。宗谷岬からオホーツク海沿いの南下は、もういちど宗谷岬へ行く「よっぽどのことが無い限り」走れない。
そこへ筋斗雲の如く現れたのがどこへ行っても平日7千円、土休日1万円のANA70周年記念激安フライト。渡りに船もとい渡りに飛行機の、一世一代の大チャンスと相成った。
北海道ファイナル塗りつぶしルート案 |
稚内空港IN、帯広空港OUTの壮大なるプラン。
稚内空港→宗谷岬→猿払→音威子府→紋別(泊)→常呂→大雪ダム→タウシュベツ橋梁→帯広(泊)→帯広空港
続きは間もなく!