9/4(水)東京曇り、北海道は晴れ
我が家の最寄駅を0532発、東京駅0625着、東京駅0632発北海道新幹線はやぶさ1号に乗車。
白鳥が青函トンネルをくぐっていた頃は最深部通過まであと何分とか盛り上げてくれたものだが、はやぶさはドライだ。自然にトンネルへ入って、自然に北海道へ出る。
新函館北斗駅に定刻到着。旧名 渡島大野駅、北海道新幹線開業前には無人駅だったとは思えない賑やかさだが、中高年団体とガキ共の乗り換え客で在来線ホームは阿鼻叫喚を極める。スーパー北斗の指定席を取っておいて良かった。
快晴の駒ケ岳と内浦湾(噴火湾)を右に観ながら
①キハ261系スーパー北斗9号は函館本線を北上する。
大混雑 新函館北斗駅の阿鼻叫喚 |
スーパー北斗(右側) |
②785系特急すずらん7号札幌行きのガラガラの自由席に乗車。白老、社台と馬産地を突っ走る。やがて苫小牧、南千歳、北広島、新札幌。退屈な車窓は眠気を誘い、しばし寝落ちする。
すずらん |
③261系スーパーとかち。自由席に並ぶ。すずらんは5両編成中4両が自由席だったが「とかち」の自由席は5両中1両のみ。自由席は半分位の席が埋まって札幌駅を定刻1608に発車した。
スーパーとかちは先ほどすずらんが通って来た線路を南千歳まで戻り、ここで大勢の客を乗せて自由席は満席になり石勝線に入る。追分で室蘭本線と合流したら更に東へ分離する。この路線は鹿との衝突が多い。その防止の為に侵入防止柵が張り巡らされているがJR北海道にすればこのコストも馬鹿にならないだろう。現に線路からほど近い原野で鹿が跳ねている。
スーパーとかち |
隣駅が、この3月で夕張支線が廃線になった新夕張駅。占冠、トマムと魅力的な駅が続く。トマムでは星野リゾートへ吸い込まれる中国人がみな降りた。
トマムから新得までは山登り、大きく迂回する線路のところどころで大きな十勝平野を遠くに見る。
帯広駅1900到着。もう日は暮れていた。駅至近のホテルにチェックインしてから晩飯を喰いに繁華街へ出る。海鮮居酒屋の500円刺し盛りに感激。酒は北の勝。
混んでて入れなかったが、せんべろの屋台風飲み屋通りが盛ん。22時でも人が退けない、稀有な地方都市とみた。
この刺し身の盛り合わせが500円とは!手前は北の勝の飲み比べ |
the DAY-2
9/5(木)晴れ
泊まったホテルは朝食付き、腹一杯喰って0745に帯広駅へ向かい、0802発の
④283系スーパーおおぞら2号に乗車。昨日のスーパーとかちを逆トレースして札幌駅へ戻る。北海道の駅は札幌と旭川のふたつのみがハブで、どこかへ行こうとすれば必ずこのいずれかを通る。今回の旅程でも札幌駅へは3回行くが、いずれも乗り換えのみで街へは出ない。札幌の街に降り立つのは、出張の時だけで充分だ。
スーパーおおぞら |
⑤電車特急ライラック13号789系旭川行き。札幌〜旭川間は北海道唯一の経済交流圏でライラックとカムイはビジネスシャトル、両都市間をわずか1.5hで結ぶ。コーナリングもスムーズだ。
ライラック |
特急ライラックは岩見沢駅を過ぎると砂川駅、滝川駅、深川駅、終着旭川駅と、川シリーズに停まる。滝川駅近くには新十津川駅も有りまさに川のオンパレード。
奈良県十津川村の人々が入植して名付けられた新十津川を除けばアイヌ語発祥の地名なので、川が続いたのはどうやら偶然らしい。
旭川駅到着後、駅ビル内の「なの花」で旭川ラーメンの昼飯。
1335発の
⑥HET 261特急サロベツ1号がこの旅前半の白眉。自由席車両は1両だけなので早めに並ぶ。自由席7割位の着席で発車。HET 261はHokkaido Express Train キハ261系の意味。
10歳の頃から時刻表でみて憧れていたサロベツ。あれから乗るのに45年掛かってしまった。
ちなみにサロベツとは芦の原、芦の川を意味するアイヌ語。
そして明日稚内からの帰路は、特急サロベツではなく特急宗谷に乗るのだ!
サロベツ。ヘッドマークはサロベツ・宗谷共通で北海道の上(北)の方の絵が描いてある |
名寄では自由席車両から7〜8人降りて同じくらいの人数を乗せ、普通列車と交換の後、特急サロベツ1号はまたゆるりと走り出した。
名寄川を渡る。
次は美深駅。
美唄、美瑛、美深と、この辺りには素敵な駅名が多い。きっと美人が多く居るに違いない。
特急サロベツ1号は何も考えていないかのように、ただひたすらに原野と原生林の間を北上する。人も牛も走っている車も鳥も、何もいない。少なくともこの小一時間は草木と川、池以外何も見かけていない。
車窓にヒトの生活を感じるようになるとやがて音威子府駅、北海道最小の村。ここも子どもの頃からの憧れの駅だった。
次の停車駅は天塩中川駅。
その昔、カミノテシオと言う響きの良い名前の競走馬が居た。ハイセイコーの同期だ。
その頃は天塩駅も廃線になった羽幌線に有った。
次は幌延駅だが、実は今日の宿は幌延駅前。稚内駅からレンタカーで戻る。たまには特急列車以外の乗り物に乗ってリフレッシュすることも必要だ、秘境駅にも寄れるしね。
南稚内の手前からは、植物の植生が変わる。ここまで緯度が上がると森林限界の標高が低くなる。
かくして、3h48mの耐久戦を経てサンセット間近の稚内駅に到着!
レンタカーを借りた後、夕日が丘パーキングに行ったがサンセットは雲が邪魔、ただし利尻富士は拝めた。
幌延の今夜の宿泊地 サロベツ会館へ向かう。
本日の総乗車時間は9h24m、総距離は525.4㎞
晩飯付きの民宿サロベツ会館、メシの後は持ち込んだ焼酎(セコマで買っておいた)に氷を貰い、横になりながらキリンチャレンジカップとバスケを見た。畳敷きの居間の宴会場。他の宿泊客は皆工事現場関係の長逗留者達だ。あいにく星は観えない。ラジオでAM DXをしながら寝る。
the DAY-3
9/6(金)曇り時々晴れ
夕食のみ付いた宿泊プランだったので朝飯はセコマでパンとコーヒーを買って喰い、0710の幌延駅みどりの窓口開店を待って今夕乗る、
⑦特急宗谷のグリーン券を買う。今回の旅で1回はグリーン車利用の贅沢をしたいが、それなら4時間弱乗るここだろうと昨夜決めていたのだ。進行方向右側のD席を取り、ついでにご当地入場券も買う。
ちょっと高級な特急宗谷グリーン車のチケットホルダー |
幌延駅から、
①大規模放牧場
②秘境駅シリーズ 下沼駅
③北緯45°通過点モニュメント
北半球のど真ん中! |
⑤道の駅天塩
⑥秘境駅シリーズ 上幌延駅
⑦ 〃 南幌延駅
⑧ 〃 安牛駅
⑨ 〃 雄信内駅
⑩ 〃 糠南駅
11 音威子府駅…へ行きたかったところ、時間が足りなくなる(=特急宗谷で旭川へ戻れなくなる)恐れ有りと言うことで方針変更、
12 通りかかった秘境駅 歌内駅
これら宗谷本線秘境駅(秘境駅とはおこがましく、単に廃駅になっていない廃れた駅)のJR北海道発表 1日当たり乗降客数は以下の通り。
- 下沼駅 0.4人
- 南幌延駅 0.0人
- 上幌延駅 0.6人
- 安牛駅 0.2人
- 雄信内駅 0.0人
- 糠南駅 0.0人
- 歌内駅 0.0人
ちなみに稚内駅は120人、新宿駅は353"万"人!
幌延町は廃れた駅を自虐的町おこしに使っているが、本来の秘境駅の定義とは異なる駅ばかりだ |
こんなオンボロ駅舎を見せられても不愉快 |
ここから最北端シリーズに突入、
- 最北端の宗谷岬郵便局で我が家宛郵便を出す
- 最北端給油所(出光)でガソリン補給、最北端給油証を貰う
- 宗谷岬ではぶっかけ海鮮丼の昼メシを喰い、お土産を買って最北端到達証を貰う
- 最北端の宗谷岬神社(御朱印は貰えない)
- 最北端のセコマ
- 宗谷振興局治山係で最北端「治山ダムカード」を貰う
- 宮司さんが居る最北端の北門神社で御朱印を貰う
- ノシャップ岬
- 最北端の日帰り温泉 童夢で入浴。露天風呂から利尻富士が見えた。最北端入浴証を貰う
- 稚内港北防波堤ドーム
- 道の駅わっかない
- 副港市場で海鮮を宅配
- 稚内駅でご当地入場券を入手
- サッポロクラシック缶ビールを購入し、特急宗谷にグリーン券で余裕の乗車
音威子府、浜頓別、猿払には寄れなかったがこれらはまた次回への積み残しと言うことで。
ともかくも1日で廃れた駅7個、御朱印2つ、ご当地入場券2枚、ダムカード1枚、最北端証明証3枚の成果は上々であった。
日本人は最○端に弱いとか言われてる |
宗谷と、ニッポン最北端線路のドンツキ |
さてここまで読んで来て、乗った特急列車名に○囲み数字が付いていた事に気付いただろうか?
実は今回の「乗り鉄北海道最北端の旅」は、現在走っているJR北海道のすべての特急列車に乗ってやろう!と言う副題が付いているのである。なので初日に一旦東室蘭で降りて特急すずらんに乗り換えたりしている。
稚内行きが一番厄介で、行きにサロベツに乗れば帰りは宗谷、宗谷で行けば帰りは逆になる。そんなこと(時間調整+リフレッシュ)も有って、この日はレンタカーでの稚内探訪に充てて、稚内夕刻発の特急宗谷に乗車した次第。
残る「オホーツク」「大雪」「カムイ」の未乗車特急に乗れば現役特急全10個完乗。これに加え今ちょうど臨時特急ニセコが1往復、函館本線 山線経由函館〜札幌間を運転している。超レアなこれに乗れば11個、往復の北海道新幹線はやぶさを入れると12個と言う事になる(残念ながらH5はやぶさには乗れず)。
特急列車にすべて乗ったらカネが掛かるのでは?
そこは50年以上しっかり生きてきた大人達へのボーナス「大人の休日 東日本 ・北海道スペシャルパス¥26,000 」で全線全特急乗り放題である(無料の座席指定は6個まで)。何かと世知辛い世の中では有るが、長く生きていると稀に良いことが有る。はやぶさで東京〜新函館北斗を往復するだけで45,380円だから価格設定は超お得。
そう言うわけで「北海道特急列車〝闘〝乗記・乗り鉄北海道最北端の旅」はいよいよ後半戦に突入する。
本日の総乗車時間は3h40m、総距離は259.4km
晩飯は焼き鳥にサッポロクラシック、大雪乃蔵純米酒、旭川醤油ラーメン
the DAY-4
9/7(土)朝の旭川は小雨、その後は曇りのち晴れ
今日もアクティビティは豊富だ。
ホテルで朝食後、まず旭川駅0835発
⑧キハ183系特急オホーツク1号の自由席に並ぶ。目的地は遠軽駅。上川、白滝、そして遠軽。遠軽と言えば廃駅になった白滝シリーズ旧白滝駅から遠軽高校へ通っていた女子高生の写真が有名。
ネットから無断転載。失礼! |
雨は上がっている。
札幌駅始発の特急オホーツク1号は旭川で何人か降り、自由席は50%ほどの旅客で定刻発。
オホーツク(Okhotsk) |
【おまけ】2015年10月撮影 スラントノーズのオホーツク |
「北見峠を走行中です。この辺りは列車の走行に大変厳しいところで、5月になっても積雪は3㍍有ります。間も無く標高634㍍の上越信号場を通過して4,329㍍有る石北トンネルに入ります。石北は石狩と北見をつなぐものと言われています。トンネルの通過に4分ほど掛かります。ご辛抱下さい」。
かつては蒸気機関車が喘ぎながら登っただろうこの峠をスバルのターボチャージャー搭載ディーゼルエンジンの特急オホーツクは難なく登る。標高634㍍は東京スカイツリーと同じ高さだ。
石北本線上川〜遠軽間には4つの信号場が有る。上川駅から向かって中越、上越、奥白滝と下白滝の各信号場で、いずれもかつては駅だったが付近から住民が居なくなって廃駅になり今はポイントや設備を管理する作業場になっている。下白滝は2016年の廃駅なので記憶に新しいが、他の3つは物凄い山奥に有り、とても利用客が居たとは思えない「元・駅」で有る。
元 上越駅、現信号場、標高634㍍。車窓からの撮影なのでぶれてしまった |
特急オホーツクは1013丸瀬布駅で運転停車、特急列車同士の交換。遠軽駅はもうすぐだ。
遠軽駅ではレンタカー、目的地は遠軽神社御朱印、稚内でのレンタカーでは辿り着けなかったオホーツク海を見に道の駅オホーツク紋別、紋別厳島神社御朱印。帰りの特急大雪まで3.5hのアイドルタイムの有効利用。雨は上がってオホーツク海は晴れて来ている。
ガリンコ号を見学。昼メシを喰って遠軽駅へ戻る。
縁がある、の語呂で人気だと言う遠軽神社の御朱印帳は、社務所が留守で買えなかった。
御朱印自体は配布版を貰って来た。
初代ガリンコ号 |
ガリンコ号のドリルはその名も「アルキメディアン・スクリュー」です。
1424発、遠軽駅からの戻りは旭川行き
⑨キハ183-1501大雪4号。先ほど遠軽駅まで乗ったオホーツク1号が終着の網走駅から満を持して戻って来た車両。遠軽駅はスイッチバックなので走る向きを変えて自由席5号車を先頭に、改めて石北トンネル方面へ向かう。自由席は4割ほどの埋まり具合。
旧い気動車特急はおしなべて窓が汚く車窓を楽しめない。何とかならんもんか。
途中の信号場を確認しながら、1619、特急大雪4号は定刻に旭川駅に到着。
大雪 |
訪れる目的は3つ有って、
- この美しい名前の駅を見てみたいこと
- ご当地入場券入手
- そして、富良野・美瑛ノロッコ6号で復路を引き返すことだ。
富良野線では旭川側から、
- 西御料
- 西瑞穂
- 西神楽
- 西聖和
と何故か「西」が付く駅名が4駅続く。
美瑛駅からは首尾よくノロッコ6号の自由席に座れて(この列車はノロッコと言う名前だが美瑛駅→旭川駅間はノンストップで一般の列車よりかなり速い)、旭川駅に着くとディーゼル機関車の撮影会。7番線に回送の「風っこそうや号」も入線していて旭川駅は撮り鉄のお祭り状態。富良野・美瑛ノロッコ6号車内では乗車証明証も配布された。
DE15 1534 |
⑩電車特急789系カムイ42号。カムイで2駅、滝川駅まで乗って、今夜は新十津川に泊まる。来年5月に廃止予定の札沼線 新十津川駅は最終日早朝に訪問予定だ。
新十津川の宿も晩メシ付き。利尻昆布焼酎「りしり」を呑んで、明日の早朝勝負に備えよう!
10番目のレギュラー特急「カムイ」 |
the DAY-5(最終日)
9/8(土)新十津川の朝は曇り・濃霧、ニセコは晴れ、長万部は曇り
最終日の今朝も早起き、0600 宿にタクシーを呼んで滝川駅への道すがら、新十津川駅に寄って貰う。札沼線浦臼駅と新十津川駅間13.8kmは、列車が1日1往復しか走らない「日本一の閑散路線」で来年5/6がラストラン。既にカウントダウンが始まっている。失くなる前にもう一度来られるだろうか?
列車は1日1本10時発、終電が午前10時と言う「日本一終電が早い駅」でもある。 すみ丸ゴシック体が良い |
0733 札幌駅着は1番線。向かいの2番線から
No.11臨時特急ニセコが0757発。指定券は満席だった。3両編成中先頭車両のみの自由席の列に三十数番目で並び座席を確保、これで北海道11 個目の特急もゲットした!
札幌駅から新函館北斗駅まで5h21m、この行程中最長の乗車時間(新幹線はやぶさより長い!)になる。
特急ニセコ号の自由席は混雑、通路にもヒトが立ち、景色は見えず周りのシャッター音がやかましい。
余市でだいぶ降り通路に立つ人々はいなくなった。ニセコでまた席が空く。指定席はぎゅうぎゅう、自由席はすいていて結果はオーライ。
晴れた空に羊蹄山が美しい。
函館本線 山線は前日に乗った石北本線同様に雑木林の中の坂道を縫うように走る。石北本線は北見峠をピークに登り下りするが、山線は幾度かの峠をトンネルで越す。中でも銀山駅〜小沢駅間にある稲穂トンネル(1,776メートル)が強烈だった。やがて倶知安、ニセコ、ブナの北限・黒松内そして長万部。
函館本線 山線に特急が走るのは多分また何年も先だろう。貴重な特急ニセコ |
宿のおバ(婆)ちゃんは「温泉街の方に新幹線の出口が出来るんですよぉ」と嬉しそうだったが、おばちゃんの寿命と北海道新幹線の開業のどちらが早いかは良く知らない。晩メシの時はふすまを開けて階段下に向かって「おばちゃん、ビール」と言うと「ハイヨ」トントントンと運んで来てくれる寅さん風宿だった。
翌日の仕事は函館に有り、朝のスーパー北斗で函館へ向かった(その後、白鳥、はやぶさで帰京)。
本編へ戻る。
長万部を過ぎると新函館北斗駅までに停車するのは森駅のみ。
但し赤井川駅で交換の為、5分停車。左側、噴火湾の駒ケ岳は初日の方が晴れていた。
大沼駅で再度5分の運転停車、スーパー北斗を先に通す。
1304 大沼駅発
仁山駅でまた運転停車。所要時間が掛かるわけだ。
1318 定刻に新函館北斗駅着。今回の旅程はJR北海道の不断の努力のお陰ですべて定時発着運行。冬の間だったらこうは行かないだろう。四合瓶に1/3ほど残っていた利尻昆布焼酎りしりはニセコの中で空になった。
倶知安~ニセコ間では車内販売も行われた |
はやぶさは青函トンネルにドライと初日に書いたが、上りのJR北海道は違った。1357にトンネルに入り1419青森上陸とこと細かに教えてくれる。青函トンネル通過速度を140km/hから160km/hに上げる計画が有るとも喋っていた。抽選で北海道の幸が当たる大人の休日切符利用アンケート用紙も配られる。
北海道新幹線は毎年50億円を超す赤字を出すが、いくつも無い観光資源に頼るJR北海道の姿勢は良く分かる。やがて新青森駅で乗務員交代、東京まではやぶさを運転したかろうが、北海道新幹線に於けるJR北海道乗務員の役割はかわいそうにもわずかにここまで。
満席で立ち席券も売られデッキに立ち尽くすヒトも満載のはやぶさ28号。新幹線は乗る、と言うより「運ばれる」だけだ。サッポロクラシックを1本呑んだ以外は特記事項無く、台風接近中の東京駅に1804着。
乗車時間と走行距離(特急列車のみ。旭川〜美瑛間は片道23.8km)
- 9/4(水)10h33m 1,385.5km
- 9/5(木)9h24m 525.4km
- 9/6(金)3h40m 259.4km
- 9/7(土)4h21m 302.3km
- 9/8(日)10h39m 1,214.4km
- 乗車合計 38h40m
- 距離合計 3,685.0km は地球の半径6,371 kmの57.8%、北極点から北緯45°線が走る幌延にちょっと足りず(北極点から赤道までちょうど1万km)、か。
復路に東北の特急をあと1、2本乗ろうか、なんて欲張ってたら帰宅も危うかった。
ともかく台風の交通規制より前に家に着き、家の周辺のモノが飛ばされないようヒモで括り付け、最北端到達証などこの旅の戦利品を整理して、台風情報を聞きながら寝た。翌日は8時頃まで首都圏のJR線は予告運休と出ている。明日は明日の風が吹く。
GWの宝島遠征に加えまたひとつ大きな目標を達成してしまった。今後は更に目標設定のハードルを上げなければならない。この次は何処へ行けば良いのか。悩める50代で有る。
Special thanks to JRH, JRE, OkaChan & Hokkaido-no- minasan!
この葉書は宗谷岬郵便局で9/6に投函して、9/12に届いた。結構掛かりましたね、日数が |
【P.S.】滅多にやらない乗り鉄でわかったこと2つ
①セーブすべきは宿泊費
②車窓が退屈な時に紀行文をまとめられて仕事が早い(レンタカーではこうは行かない)
(了)
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