2022年2月11日金曜日

A Making of TB-2 Aoshima 1/350 Model

昨年Amazonで予約して購入した鳴り物入りの1/350青島サンダーバード2号&救助メカ。
クリアボディなので塗装イメージがなかなかわかず手つかずでいたところ、唐突に友人から送られて来たサンダーバード1号の完成写真。
こりゃいかんと製作欲にボチボチと火が点き、晴れた日を見計らってボディの塗装をスタートした
有人から唐突に送られて来て製作欲に点火させられたTB-1。クオリティ高し!

パッケージとクリアボディ。TB-4号は付いていません
少年時代にはバンバン作ったプラモだが、大人になってからの作製は昨年のランボルギーニミウラただ1度。メッキをはがしての接着に苦労した
昨年作ったミウラ。今回はいよいよサンダーバードに着手

今回買い揃えた道具。左から時計回りに、100円ショップの筆、タミヤウェザリングマスター、黒鉄色塗料、イエローアクリルマーカーとボディ用スプレー。手前はジェットモグラタンクと鉄の爪タンク

着手前のTB-2はやや間抜け。塗装前に台所洗剤で洗浄

原子炉エンジンなどの内部部品をまずシルバーで塗装。
ボディを透明のまま仕上げれば、スケルトンモデルもつくる事が出来る

まずはボディ以外のパーツで塗装の練習

試しにボディ裏側をシルバーで塗ってみる。ウェザリングでの効果を狙ったが余り効き目は無かった

ボディの塗装を順次開始。欲張るとムラが出る

ボディの塗装を概ね完了。ここまではまずまずだったが

原子炉エンジンほかの内部パーツ。全部隠れてしまうので、次回はスケルトンで作りたくなる

目指すのはこれ(ネットから拝借)

ラッカー前、デカーリング前の仮組み立て。ここまでは悪くないが、この後ラッカー塗装で少々失敗する

特徴的なイエローストライプは付属のデカールでなくマスキングテープを使って黄色のマーカーで着色した。これは割と上手く行った

ラッカー塗装。垂れやムラが少々出来てしまった。今回の反省ポイント

色々リカバリーを重ねつつデカーリング。翌日が降雪予報だったのでホンモノ雪のジオラマをやろうと作業を急いだ。酒を呑みながらやるのは良くない(反省)

そんなこんなでほぼ完成のTB-2
しかし残念なことに、東京都多摩地区10cmの降雪予報は外れ、リアル雪ジオラマは出来ず。
ウェザリングを済ませて、週末もまた出そうな雪予報に賭けてみるか!

<今回のプラモ>
青島文化教材社 サンダーバード No.11 
サンダーバード2号&救助メカ 1/350スケール プラモデル
皆さんたまにはノスタルジーに浸りましょう!
(了)

2022年1月17日月曜日

大人の休日倶楽部パス日帰りFun X 4 Again

ともと 小生は撮り鉄で、長いこと乗り鉄を醒めた目で見ていたもんですが、50歳を過ぎてのお年玉「JR東日本 大人の休日倶楽部パス(パス旅)」のリーズナブルさに出逢ってからは「撮り乗りハイブリッド鉄」と相成りまして、東日本北海道パスでは北海道の全特急乗車に東京駅からはやぶさで行ったり、泊りが組めない時は連続の日帰り旅なぞを企画して、パスの大人特典を堪能させて頂いております。

これまでのパス旅では前述北海道全特急制覇(何と山線臨時特急ニセコも!)の

ウンヨウBlog: 乗り鉄北海道最北端の旅 2019年9月 

を皮切りに、2020年には日帰り旅

ウンヨウBlog: 日帰り乗り鉄 Fun X 4(Four times Fun!!) 

そしてこのBlog、「大人の休日倶楽部パス日帰りFun X 4 Again」。

新型コロナ禍が終わりを見せない中、すき間を見ながらの鉄道旅。パスを使えるのは連続した4日間(東日本+北海道パスは5日間)。今回は3日間(有効期間は4日間有るけど、旅は3日間)約2,000kmの旅となりました

今回も汚れたパス券

【初日】

<テーマ:諏訪湖氷上ドローン空撮と好天の八ヶ岳>

0700発の

宿駅発あずさ1号に0721立川駅から乗車。まずは0920岡谷駅で降りて諏訪湖畔まで徒歩約20分。普段はクルマでしか来ないので駅から湖畔まで歩くのが新鮮。雪道を踏みしめながら岡谷湖畔公園 希望の広場でドロンジョ離陸 ☜空撮動画(10分間の長尺)

腰の引けた氷上離着陸訓練動画

薄氷なので氷上に着陸させてペラを止めるのが怖く、タッチアンドゴーに留まると言う腰の引け方

口水門は天竜川の源流。ここから飯田線に寄り添いながら213km下って遠州灘に注ぐ。天下の暴れ天竜もここではおとなしい。ちなみに諏訪湖へ注ぐ河川は沢山有るが、流れ出て行くのはこの天竜川だけ。

そう言えば飯田線秘境駅巡りにも行ったなぁ。2020年11月、GoTo秘境駅

一昨日全面氷結が報じられた諏訪湖だが、今日の氷はだいぶ緩んでいた。2018年に続いてまた来月渓流釣り解禁の時に御神渡りを観られると良いのだが。

その後は、

1126 岡谷駅発の上りあずさ22号に乗車

岡谷駅飯田線0番線ホームのドンツキ

1151 小淵沢駅着。時間をつぶして

1336 小海線に乗車。好天の八ヶ岳を眺める

1536 佐久平駅で下車

1546 新幹線あさま622号で高崎駅

1614 高崎駅で降りて知人と晩飯、その後はくたかで東京駅

高崎のソウルフード「シャンゴ風」

諏訪湖ドローンと八ヶ岳の眺望をエンジョイした本日の乗車距離は「483.0km」でした


【2日目】

<テーマ:豪雪直後の飯山線縦断>

りしも日本海側は大雪が続き、昨日までは東北・信越のJR東日本各線に運転見合わせや計画運休が出ていた。この日は大雪明け、ほぼ全路線平常運転と言う強運。旅を計画通りにスタートさせる

0831 西国分寺駅発 武蔵野線むさしの号

0904 ショートカットで大宮駅着

0917 新幹線とき309号

1021 越後湯沢駅着。トンネルを抜けるとそこは雪国だった

1030 上越線 長岡駅行き

1052 六日町駅着

この先の昼飯が心配なのでKioskで買っておいた。これは正解。この後は飯山駅か長野駅まで、昼飯を買える場所(店)は無い。飲料(自販機)だってこの先、戸狩野沢温泉駅まで行かないと手に入らない。どこで運転中止になるかわからない冬の鉄道旅では、行動食の常備は不可欠である(家からはリッツ、ギンビスアスパラガスとスニッカーズ+水を持って行った)

下に観えるのがほくほく線電車

1057 ほくほく線に乗り換え。ほくほく線の車両は速い。110km/h巡行であっという間に、

1112 十日町駅着

1152 飯山線に乗り換え。いよいよ豪雪地帯へ入る

普段は観光指定席のおいこっと車両が2両目に連結されている。これはラッキー!おいこっと観光サービスは無いが、きれいな座席を堪能させて頂きましょう!

何と言う幸運。指定席券無しでおいこっと車両に乗車

動画 飯山線おいこっと車両の十日町出発 

1219 積雪最深部の津南

このくらいの積雪量が道中ずっと続く

1233 昭和20年に7㍍85㌢(!)の積雪を記録した森宮野原駅

森宮野原駅は長野県最北端駅で、手前の足滝駅までが新潟県。長野県に入ると眼下の信濃川も千曲川に呼び名が変わる。ずっと遡って行くとその源流は昨日乗った小海線が走る信濃川上にたどり着く。日本最長367kmの流程を誇る信濃川の奥は深い

圧巻の7.85㍍標
 1310 戸狩野沢温泉駅。列車交換で約20分の停車。駅舎へ入ればようやく飲み物を買える

1432

のまま乗り続けて終点の長野駅着で飯山線を完乗。豊野駅から長野駅まではしなの鉄道の線路だが、JR東日本の運転なので、JR東日本 大人の休日倶楽部パスで乗れる

1500 

ワイドビューしなの18号名古屋行き。日本三大車窓を観るために左側の座席を取るが、なぜこの景色が日本三大車窓なのか、もう5度目くらいの見物になるもののまるでわからない。昼間ではなく、夜景を観ないとダメなんだろうか

やはり「しなの」は国鉄381系が良かったネ

 1601 塩尻駅着。1558に上りあずさが出発している。冷たいね、連絡して乗せてくれればいいのに

1638 

あずさ46号に乗車。

1839に立川駅に着くはずのところ石和温泉駅~酒折駅間の人身事故に遭遇して多分韮崎の辺りで急停車。その後甲府駅まで走って、甲府駅で1時間55分の待機。ゴール目前なのにまったくもう…

仕方なくホームのKioskで買った赤ワインを飲み過ぎる。大人のパスKiosk10%Offが威力を発揮する。八王子駅着が143分遅れで特急券を払い戻すとの車内アナウンス。是非、ワイン代も払い戻して欲しいもの

辛口美味、蒼龍ワイン

豪雪地帯の飯山線を動かすJR東日本鉄道マンの凄さを感じた本日の旅の

【乗車距離は601.5km】でした


【3日目】

<テーマ:超快速スノーラビットゆめぞら、しらゆき、いなほ、つばさ、鉄分補給ライド>

2日前までの大雪は、昨日乗った飯山線を始めとして、上越線、白新線、米坂線など幾つもの路線に影響をもたらした。越後湯沢から十日町までは昨日と同じだが今日は更にほくほく線で直江津まで踏み込むのと、白眉の米坂線完乗の課題がある。何とか吹雪かずに天気がもって欲しいものである

0748 東京駅発 新幹線とき305号

0907 越後湯沢駅着

昨日と同様、Kioskで昼飯を確保する

0914 ほくほく線超快速スノーラビット

ちっとも速くなさそうな超快速スノーラビットゆめぞらⅡ

くほく線超快速スノーラビット「ゆめぞら」に乗り換える。ゆめぞらは道中のトンネルに入るとプロジェクターで天井に映像を映してくれる特別車両。日曜日のみの運行を狙いすましての乗車。普通運賃以外に追加運賃無し。列車は2両編成で、先頭車両にだけゆめぞらサービスが有る。110km/h巡行で雪景色の中をビュビュっと走って、

1015 直江津駅。元々はJR東西の境目の駅。今はJR西日本の旧北陸本線は3セクえちごトキめき鉄道(トキ鉄)に

1048 しらゆき3号に乗車

ひたちのお古、E653系マイナー特急しらゆき

1138 長岡駅着。新潟県は寒くて驚く

1200 新幹線とき315号

1224 新潟駅着

1232 

なほ5号に乗車。新幹線といなほのホームは隣同士、新幹線進行方向左側のドアから降りるとそのままいなほに乗れて便利

いなほはブルドッグ・ディーゼル キハ81系が良かったネ。しらゆきと同じE653系

1310 坂町着。立派な構えの駅

1331 今日のメインイベント米坂線に乗車。幸いなことに通常運転している

米坂線の車両はGV-E400-3系、新型電気式ディーゼルカー。お洒落

1411 雪深き小国駅を通る

白い森の国 小国町の面積は737.6㎢と何と東京23区よりでかい!

ちなみに人口は、小国町7,085人、東京23区968万人で「1/1,366」(苦笑)

こんな積雪量が続く。昨日の飯山線と違って、吹雪いて来て緊迫感が高まる
もし列車が横転でもして吹雪の原野に放り出されたらひとたまりも無い。
ワンマン運転士(様)は偉い!

1535 米沢駅に無事に、ぴったり定時に到着。ワンマン運転士の奇跡的な神技としか思えない

無事定時到着の、米坂線米沢駅のドンツキ

1540 5分の乗り継ぎで新幹線つばさ146号。山形新幹線は地べたを走っていて何だか愛おしい

新幹線が走る奥羽本線は標準軌(1,435mm)

1748 東京着

<動画集>

豪雪の米坂線列車 小国駅到着

吹雪の米坂線車窓

ほくほく線ゆめぞらⅡの車内映像

分をたっぷり補給した3日目の乗車距離は【893.2km】、3日間の総合計は【1,977.7km】でした。約2千キロは宗谷岬から種子島、東京から台湾台北までの直線距離に匹敵。新幹線の凄さと、冬の鉄道を守り切るJR東日本の鉄道マンたちに最敬礼、まさに脱帽です!

やー、いい旅をさせて貰いました。

参考 1975年2月当時の国鉄特急運転系統図
鉄道ファン誌 アーカイブより転載
6個まで取れる指定席だが今回使ったのはあずさ✕2、とき、つばさの4つ

決行日 2022年1月の連続する3日間

Special Thanx to Otona-no-Kyujitsu-Club Pass and JR East no minasan!

2021年12月5日日曜日

♪ご覧あれが竜飛岬北の外れと〜♪

♪ご覧あれが竜飛岬北の外れと〜♪
2021年12月 初冬の奥津軽彷徨記

<初日>
八甲田山死の彷徨から学ぶこと

 東北新幹線はやぶさはたった2時間58分で我々を新青森駅へ運ぶ。
新青森駅は駅前にビジネスホテルとレンタカー屋しかない、よく有るタイプの新幹線駅。
レンタカーを借りてまずは「八甲田山雪中行軍遭難資料館」へ向かう。
1902年(明治35年)1月、八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難し、青森歩兵第5連隊の訓練参加者210名中199名が死亡した悲劇。
同時期に少数精鋭で行軍を成功させた弘前31連隊と、リーダーの在り方や行動の是非が比較され、MBA教材にも取り上げられているノンフィクション。
資料館では係の方の丁寧な案内を聞き、隣接の墓地を御参り。彼らが雪地獄を彷徨した辺りは、あれから約120年経ちクルマで走れる今でも吹雪けば通行止めになるそうだから、白い八甲田は恐ろしいままだ。

積雪の中、立ったまま仮死状態で発見、蘇生された後藤伍長

続いて並びにある八甲田神社で御朱印。
16時からのテレワークに備えて青森駅へ移動。旧青函連絡船八甲田丸を外から見物。
途中で酒を買い込み、津軽半島の西側に位置する津軽中里へ向かう。
津軽中里駅は津軽五所川原駅から始まる津軽鉄道の終点で、民鉄最北端駅。
今日の宿は中里の坂田旅館。16時半には真っ暗になった。冬の北方は夕方4時には移動を終えていないと危険な目に遭いそうだ。


本日の坂田旅館は貸し切り。広間でゆっくり晩酌と夕飯。

<2日目>
エセ太宰

 昨日間に合わずに寄れなかった「斜陽館」。ここまで来たら寄らないわけには行かない。
7時に朝飯、8時チェックアウト。 津軽中里駅を8時26分に発車する津軽鉄道の列車「走れメロス号」を見送る。撮り鉄1名見参。12/1からストーブ列車が始まっている。


津軽中里駅の隣は「ふこうだ(深郷田)」駅。これから斜陽館へ行くには最高のネーミング。
斜陽館の開館は9時。目の前に出来ていた新しいローソンでコーヒーを飲んで開館を待つ。 中に入り係の方の説明を聞く。もの凄いお屋敷。沢山の小作を使い半分のコメを上納させ、金貸しもやっていた当時「青森県第4の金持ち」。
太宰自体は11人きょうだいの10番目、6男。当時の6男坊なんてのは教育を受け終わったら自分で糊口をしのぐしか無かったに違いない。

一時期は旅館として使われていたそうだ

今回の津軽旅に向けては、太宰ゆかりの三鷹跨線橋と墓を巡り、著書からは「津軽」と「女生徒」を読んでおいた「エセ太宰」。
説明してくれた係の女性に持参の三鷹跨線橋の写真を進呈する。マントを着て書斎写真も撮る。全く以てエセ太宰である。


津軽海峡冬景色歌謡碑

 中里から津軽半島西側を北上する道路は既に冬季通行止めで迂回路は半島東側。
斜陽館を出て中里方面へ戻り、十三湖の手前でやまなみラインに入る。
この道は半島の東西を結ぶ生命線として融雪設備も整っている。半島の真ん中に高い山が無いので峠越えは楽、道幅も広い快適な横断道路。
やがて左折して北海道新幹線奥津軽いまべつ駅。
新幹線駅とJR津軽線の津軽二股駅、道の駅が同居する巨大モニュメントが荒涼とした土地に突然現れる。

海峡線(青函トンネル)は新幹線よりも貨物列車が頻繁に行き来している。
ほどなく青函トンネル広場。ここでは青函トンネルに入る/青函トンネルから出て来るはやぶさを見ることが出来る。タイミング良くほんの数分間で上り18号と下り5号が通過した。雪が舞い始めたがはやぶさ接近の時は小降りになった。色々とラッキーだ。

右が青函トンネル。東京へ向かうはやぶさ18号が出て来たところ

更にクルマを北上させると、太宰が「鶏小舎」「本州の袋小路」と書いた津軽半島ドンツキの竜飛集落。住まわれている方には失礼ながら本当に寂れている。有名な港を抱える向かいの下北半島大間岬よりも相当寂れ度が高い。
太宰が書いてから約80年、斜陽館のお屋敷から見たら鶏小舎。でもきっとその頃から風景は余り変わっていないのだろう。

展望台方面に坂を上がると有りました! 石川さゆり「津軽海峡冬景色歌謡碑」!
津軽海峡越しに遠く北海道を見渡す崖沿いに建つこの歌謡碑には歌詞が掘られている以外に何と、ボタンを押すと曲が大音量で流れると言う仕掛けが付いている。
早速ビデオを用意してボタンを押すと度肝を抜く超大音量。風の音に負けないようにしているんだろうけど、我々3人しか居ない殺風景な地に流れるイントロはさながら暴力的だ。

唄は2番から始まります
動画

更に上がると階段国道「上」、そして灯台。ここは360度のパノラマを楽しめる。この日唯一の、我々以外の観光客とすれ違う。今この広大な岬にたった7人しか居ない。
気候の良いときに来れはバイク乗りとか一杯居て混んでいるんだろうけど、歌謡碑の津軽海峡冬景色は独り占めして聞きたいものだ。寒い地へは寒いときに行くに限る。
そもそも津軽海峡「冬景色」なんだからここで冬以外に聴くのは邪道にほかならない。

新幹線が真下を通る龍飛崎温泉 ホテル竜飛(この地は龍と竜、崎と岬がごちゃ混ぜで厄介だ)併設のレストラン海峡で鍋焼きうどんの昼飯。寒さを腹の中から暖める。

ホテルのロビー内にある測量基準点鋲

山を降りて海岸線へ。果てから順に「階段国道『下』」「龍飛岬郵便局」「太宰治文学碑」。 竜飛岬でやることはすべてやったので往路をトレースして半島最終課題の三厩駅。
ここはJR(津軽線)の半島最北端駅。ここも寂れ感甚だしい。
ちなみに営業係数(100円稼ぐのに幾ら必要か、を示す数値。100未満なら黒字。JR東日本としては公表していない)は恐らく2000円超えの超赤字路線。

かの宮脇俊三先生も来られたのであろう、最果ての三厩駅

新幹線が出来ると並行在来線は廃止か3セク化の運命を辿るが、津軽線はそのまま存続され生き永らえている。これは、新青森以北の新幹線はJR北海道、津軽線はJR東日本と管轄(お役所)が分かれている為です。

八戸の夜

 240km走ったレンタカーを返し、八戸へ移動。盛岡以北のはやぶさは指定席を取る必要は無く、空いている席に座れば良い。八戸駅でまたもレンタカー。本八戸のホテルにチェックイン。市街の居酒屋で飲み放題とイカ攻め。
八戸はイカ、鯖、鶏の街だ。
2軒めでふらりと入ったカラオケ。文子(フミコ)ママの好みは宇崎竜童だった。
一期一会、お世話になりました。

 <3日目> 
突撃!カオスワールド

 ホテルを0630にチェックアウトして館鼻岸壁朝市、カオスな巨大朝市で買い物と朝飯。中々の規模。朝飯はそばをチョイスしてトッピングは揚げ餅。喰いすぎたけど美味かった。 

散策しながら昆布、ふのり、にんにく、ブーメランなどを買う。
にんにくは後の八食センターよりもかなりお買い得だった。


お次はウミネコの営巣地で有名な蕪嶋神社。しかしウミネコが渡って来るのは2月半ばとのことで、今は不気味なほど綺麗で静か。
全焼から再建した本堂でお参りと御朱印。すべてはやがてウミネコの糞まみれになる。

全焼から再建なった立派な本堂。霊験あらたか(の筈)

帰路のはやぶさまで時間が有るので三沢基地へ足を伸ばす。基地ゲート前のスカイプラザ。コストコ商品や払い下げ品も置かれるプチ・アメリカ。米兵も住むせいかどこかキリッとした印象を与える街だ。
ダイエット・ドクター・ペッパーを飲む。東京でも普通に売って欲しいものだ。
何となくシュッとしている

八戸へ戻って八食センター。追加の買い物に昼飯。ガソリンを入れてレンタカーを返し、帰路のはやぶさのヒトになる。
昨日最果てに居たのが嘘のように、あっという間に東京へ運ばれて、今回の最果ての保守探訪の旅も無事に終了。また行きましょう! 

津軽の皆様、色々とありがとうございました!
 (了)