2016年8月14日日曜日

我が愛車ブリヂストン・リアルストリーム(ニックネーム未定)・ファースト・インプレッション

我が愛車
ブリヂストン・リアルストリーム(ニックネーム未定)・ファースト・インプレッション



パワーアシスト(PA)付き自転車でtanakabuchoが今年のTdT60kmに出ることについて、ずるだとか詐欺だとか情けないとか軟弱だとか、tanakabuchoもそこまで落ちたのかとか、そこまでして出たいのかとか、まぁそう言った意見も聞かないことは無いし言いたくても言えない奴もいるだろうから、今日はPAリアルストリームのファースト・インプレッションを「フラット」にお届けすることにしましょう。

この週末、
結局まったく観えなかった夜半のペルセウス座流星群行脚で連日明け方に眠り睡眠不足のまま中途半端に目が覚めたtanakabucho。「夏休みの宿題は涼しい午前中にやりなさい」と言う小学校担任の先生の教えを思い起こし(確かにあの頃午前中はしのぎやすかったが、今は一晩中熱帯夜で朝から暑い)、家事を終えて10時に愛車で出発。

3回めのTdTに向けてここまでに揃えたギアは、
  • PA自転車(ブリヂストン リアルストリーム つや消し白)
  • ヘルメット
  • 水を飲むボトルと取付台
  • iPhone取り付けミノウラ金具
  • チャリダー用ポロ1着
    (尻パッドパンツとグローブは昨年揃えた)


それなりのチャリダーに変身したtanakabucho、今日の課題は、
① 登り坂の種類ごとにPAの効き方を確認する。PAには強・標準・エコ(+PA無し)の4つのスイッチが有る
② それぞれの状況での、バッテリーの消化具合を確認する 
③ とりあえず長距離を走って距離を今一度カラダに馴染ませる

幸いなことにtanakabuchio宅は多摩川が流れる谷沿いに有り、北には深大寺を越える高台、南にはよみうりランドが鎮座する多摩丘陵が有る。多摩丘陵を越えた向こう側の若葉台に妹家族が住んでいる。北の深大寺方面は一旦深大寺で登り坂が尽きる。しかし南方面には多摩ニュータウンに代わる住宅地が続々と開発されていて登り道には事欠かない。
そんなわけで南へ、或いは南西に、交差点で登り道が有ればそこを選ぶやり方で25kmまで行き、折り返し後は大半は下りの帰路を合わせてちょうど40km走った。

前置きが長くなったがようやくファースト・インプレッションを伝えよう。

「この自転車はtanakabuchoが単独では行けないところへ運んでくれる、魔法の乗り物である」

  • そもそもATBだが車で言うなら4WDではなくAWD、ヒトしか歩けない道幅の道へも突っ込んで走れる。まずは踏み出しが速い
  • オンロード・オフロードを問わない
  • 苦しい登りの時は内装8段ギア変速を駆使してもっともPAを得られるギアを探すことが出来る
  • これらの結果、高排気量の車と同じような安全性を得られる。
  • 即ち、3千cc以上のエンジンの車の良い所はゆとり、余力。ふらふら走っている車がいれば一気に抜き去って「君子危うきに近寄らず」を実践出来る。この自転車も同じく、危険を感じれば躊躇なく一気に抜き去れるポテンシャルを持てる

漕がないのでは無い、漕ぐので有る。更にPAと言う機械に踊らされて滅茶苦茶漕ぐのである。
少し漕いだらエンジンが掛かる中国の原チャリとは違う。
そもそも原チャリではない。

「そもそも原チャリではない」‥走り終えて、張って気怠いフトモモにその言葉をヒシと感じたtanakabuchoで有った。

(了)

2016年8月12日金曜日

2016夏の入笠山

今年(2016年)のBSC2ボーイ隊キャンプは8/6(土)~8/10(水)の4泊5日@入笠山農協ハウスキャンプ場。毎日晴天、毎晩満天の星空で雨は一滴も降らず。
昔あれだけ雨(嵐)に悩まされた入笠山の気候も、温暖化で変わったのに違いない。
雨が多い→笠を持って入る山→入笠山。好天狙いなら8月上旬が良い。
以下、ダイジェスト

鹿肉はもも肉だけかと思ったら超一流品の背ロースも有った! ステーキを鹿スープとサラダで食す。背ロースステーキにはポン酢がベターだが、忘れて来たのでレモン酢でいただく。これがまた美味
入笠山へ40年通っていて初めて行った「御所ヶ池」にはイモリが沢山居た。オニヤンマとシオカラトンボが引っ切り無しに産卵をしている

最後にみんなで喰った鹿もも肉の塊り。赤身同士なら牛より鹿の方が絶対に旨い!

2016年8月5日金曜日

西表島奇譚(5)=最終稿=


ここまでのJOI-Xはこんな感じだった。

6/16(木)晴れ
三々五々石垣入り、買い出しの後に17:30石垣港発18:15西表島上原港上陸。
この日にミトレアキャンプ場に集ったメンバーは、
沖縄F3 當間御大、足立長老
東京東源協島部 トミオカ隊員、オオノ隊員、tanaka隊長。ジンちゃんとemiさんの戦線離脱は残念。
星は観えず、
島カレーと、當間御大渾身の激ウマ「若鶏丸焼き」を頂いて寝る

 6/17(金)晴れ
昼に那覇から奴隷ふたり(M型・T型)到着、
浦内川ジャングルクルーズ&トレッキング
夕方からみんなで釣り
タマンのマース煮、ミーバイ出汁の味噌汁
今夜も星は観えない

6/19(土)快晴
A組: ゴムボート釣り組(御大と奴隷2人)
B組: マングローブ林探検組(その他4人)に別れて西表島を堪能。そして今は夕刻。
ピナイサーラの滝から無事帰還したB組はまったりしつつ晩飯の支度を開始。
やがてA組も一旦帰還。
夕方の釣りは希望者のみ。

残った御大、長老と隊長は小柳ルミ子「星の砂(作詞:関口宏、作曲:出門英と言う異色コンビの作品)」を皮切りに昭和歌謡オンパレードをYouTubeで鑑賞。オジサンたちは徐々に太田裕美やキャンディーズに移り始める。
晩飯はタマンの刺身(これも激ウマ!さすが高級な鯛)、スパゲティミートソース、魚のすり身汁、にんにく揚げその他いろんなものを喰ったように思う。
やがて夜釣りの時刻。

tanaka隊長は釣りに行かずサザンクロス(南十字星)の観察。最終の晩にようやく晴れたが満月前夜の月明かりが恨めしい。
且つ南十字には近くに「ニセ十字」が有る。南十字ははっきり言って余り明るくないし4個の星の明るさもばらばらだからニセ十字の方が目立つ。

  • 南十字の探し方としては北斗七星の柄杓(ひしゃく)の延長線上の曲線を南方面の水平線(地平線)まで下ろして、まずニセ十字を見つけてからホンモノを探すのが宜しい
  • 恨めしいほど明るい月を木の陰に隠し、どうにかサザンクロスの「かけら」を観ることが出来た
ここから10m下がったテン場敷地内ギリギリの木陰から南十字星を観た。右の方が南になる
夜釣り組も日付が変わらない内に帰還。何でも仕掛けを投げると我が隊の人魚(トミオカ)が泳ぎ始めるので釣りどころじゃ無かったらしい。釣り人の皆様にはご愁傷様。

6/20(日)この日も快晴
  • 今朝は上原港7:50発のフネに乗る。パンを焼いて朝飯を喰って、7時過ぎに港へ送ってもらう
  • 8:30石垣港着
  • 9:30頃石垣空港着
  • 石垣空港のフードコートで石垣牛焼肉丼(これも(゚д゚)ウマー) 
  • 少々お土産を購入
  • 10:35発のフライトは羽田へ一直線、3時間後には東京のヒト

~西表島、それは海とジャングルと滝、野生生物、サザンクロス。これらだけを満足しに行く島。ニライカナイ、マブイを拾いに行く島~

浦内川を占拠している(資)浦内川観光社だけは気に入らないが百歩譲ってそれも島の為だとするならば、西表島よいつまでもジャングルと共に!
(了)

2016年7月30日土曜日

田んぼアート@行田 アクセス心得

田んぼアート@行田 アクセス心得
  • 場所:古代蓮の里
  • 住所:埼玉県行田市小針2375
  • 駐車場:古代蓮の里敷地内に有料駐車場(1回500円)があるのでここに停める。無料駐車場も有るが遠いのと、有料駐車場の駐車券提示でタワーのエレベーター代400円が半額200円になるので有料駐車場の方が断然お得だ。車を出るとき駐車券を忘れずに
  • 田んぼアートの見方:タワーに登って上から見る。田んぼアートは上から見て普通に見えるように計算して植えている
スライム
  • タワー:エレベーターが1基しか無く定員たった11名と言うしょぼい代物。エレベーターに乗るには整理券が要る。階段は昇り下りとも使えない
タワー。田んぼアートが先かタワーが先か
  • 整理券の貰い方:タワー1階の販売所でエレベーター券を買うと番号が書かれた紙も一緒に渡される。駐車券の提示を忘れずに。場内放送で番号が呼ばれるのでそれに合わせてエレベーター乗り場へ行き、列に並ぶ
  • 場内放送:蓮の公園の中でも整理券番号を伝える場内放送は聞こえるから、蓮を見たり蓮の写真を撮ったり、ポケモンGOでもして時間を潰すと良いでしょう
元々の名物は蓮
  • 場内:行田のB級グルメ「ゼリーフライ」やアイスクリーム、焼きそばの屋台も出ていてメシも喰える。暑ければ車の中で涼めば良し
  • 田んぼ:アートには2本のあぜ道が有り自由に入れる。色とりどりの稲が有って楽しい。タワーの上から見る完成図をイメージして観察するといい良いだろう
  • 整理券番号:自分の前の番号が呼ばれたら、タワー1階に入ってエレベーター待ちの列に並ぶと良い
  • エレベーター:11人しか乗れないがわずか40秒ほどで着くから、思ったよりも回転は早い。埼玉県民のおばちゃんたちと乗り合わすエレベーターは笑いが尽きない。
【当日の埼玉おばちゃんたちの会話実録】
  定員11人って、お相撲さんだったらどうすんのよ
  (積載キャパシティ750kgを標準体重で割っています)
  あらーほんとにお相撲さんだったらひとり分ね、ガシャコ!
  (ガラケーで唐突ににエレベーター内の写メを撮る)
  仲間に「早く乗りなさいよ」と言われて乗った最後のおばちゃんがブー!
  最後のヒトは降りて下さい……
  • タワー展望台:ドラクエの田んぼアートは絶景だがガラスの反射がもの凄くてせっかくのアートを台無しにしている。カメラ用リフレクターが3つ用意されているからこれを使えばマシな写真を撮ることは出来る
  • ドラクエ田んぼアートのサイズ:かなり大きいので広角のレンズ(カメラ)で無いと収まらない
お見事!
  • 待ち時間:午前中早い時間で60分〜90分(7/24(日)10:30到着で90分待ちだった)、11時を回れば120分以上。午後遅いと整理券配布が打ち切られることも有りそうだ。早く行くに越したことはない
  • トイレ:案内板はタワーの建物の裏側を指すが、建物内のトイレの方が綺麗で涼しい
良い休日を!

2016年7月23日土曜日

西表島奇譚(4)

写真はここに!
ここにも!

ピナイサーラの滝を目指してヒナイ川河口の入口からテープの目印に沿って歩き始める。たまに目印を見失う程度の、危なくは無い道だ。マングローブの川底からやがて草付き、そのうち林に入り徐々に高度を上げて行く。
舐めていてクロックスで入ったのは失敗だった。トレッキングにはそれなりの靴で入るのが良い。
やがて3〜40分歩いただろうかひと尾根越えて川沿いに出ると、そこは昨日ジャングルクルーズで上がった浦内川と同じようなジャングル風の川で、今にもピラニアが出て来そうな雰囲気を醸し出している。一旦川から離れてまた高度を上げる。次に川と出会ったのはカヌー墓場(カヌー置き場)。
そう、このピナイサーラ滝トレッキングの基本コースはここまでカヌーで来て、最後の30分を滝まで歩くものだったのだ。
ピンクのテープを見失わないようにジャングルの中を進む
やがてサキシマスオウノキを目印に、登山道は反対側の左岸に移る。とは言え橋は無いから、適当な渡河地点を探して川を渡る事になる。

サキシマスオウノキ。幅広の部分がフネのボディやまな板に利用された
周りのツアー客は皆ガイド付きで、小さな子ども連れも居ればふたりの綺麗な姐ちゃんを連れてはしゃぎまくるけしからんガイドも居る。
ここからの上りは正直キツイ。岩場を幾つも越える。
まさかカヌーで出た爽やかツアーの最後がこんなにキツイ岩登りとは!こんなの聞いてないよ!と、ハーハーゼイゼイ、息を切らしている客がほとんどだ。もちろん中には滝上を目指す健脚チームも居るには居るが。
我が隊の女子達は頑張って弱音を吐かずに最後まで登った。誠に立派であった。

カヌー墓場
渡河してから苦闘30分。着いた滝はそれなりに立派だった。但し、更に滝上方面へ歩かなければ滝壺に辿り着けない構造になっていた。
滝下の溜まりに大ウナギがいた。
近くに居たガイドに聞くと滝上にもヒトが多く居るので、ここの水は飲まない方が良いとのことだった。見た目も澱んでいて飲みたくなる水では無い。
滝の清水を補充することを目指してここまで上がって来た我々にはダメージが大きかった。
  • やがてスコールが来た
  • 干潮の内にヒナイ川河口を渡り道路まで戻り切らなければならない
  • 個々の飲み水も底をつきつつある

そう考えるとここで昼飯を喰う余裕は消え、一刻も早い下山に目標を切り替えざるを得なかった。
早々に滝を後にする。
スコールを浴びながら我が隊の人魚が言った。
「天と地がつながりましたね」
一瞬まさにそう感じた、ピナイサーラ滝の清冽なスコールだった。

ピナイサーラの滝全景。正直なところ遠くから見ていた方が迫力がある
下りは元の道を忠実に辿る。
スコールが降って岩が滑りやすくなっている。尻もちはつかないまでも実際何度も滑り、渡河したところでtanaka隊長のクロックスのバンドが壊れた。持っていた紐で応急措置をして下山を続ける。
下りは退屈だ。
暑いし飲み水は底をついた。
やがてヒナイ川の河口に出て、置いておいた釣竿を回収する。
橋までがとても遠い。
有るはずが無いことは分かっていたが道に出れば自販機が有るのではと言う幻影にとらわれ始めた。
ゴムボートを出して釣りをしているM型T型奴隷にようやく連絡が付いたが、奴ら釣りの真っ最中で車で迎えに来ようと言う気は無かった。
無性にドクターペッパーが飲みたかった。
どうにか道路に出た。
小休止の後、カンカン照りの歩道を歩き始めた。
30分ほどの距離だったが遠かった。
キャンプ場へ向かう最後の上り坂がきつかった。
キャンプ場に着くとそれぞれ飲み物を探してともかくも無事の帰還を乾杯した。
弁当に持って行ったおにぎりは焦げ飯で喉を通らず、昨日奴隷達が運んで来た廃鶏の唐揚げはゴムのようで歯が立たなかった。
時間は15時過ぎ。うどんを茹でて大根おろしで喰う。素晴らしく美味だった。

(続く)