2019年2月24日日曜日

快速しらかば号 神奈川県道76号山北藤野線と神奈川県ダムカードコンプリート

「多摩川138km往復完全遡行」を昨年成し遂げた快速しらかば号探検旅の次の課題のひとつが「神奈川県道76号山北藤野線全走破」だった。
しかしながら昨年9月30日に上陸した台風24号の猛威は凄まじく、翌月10月14日と20日に走った時に目の当たりにした道志みち付近の惨状からは、当面完乗は出来ないものと諦めていた。
2018年10月14日、城山湖〜津久井湖間の林道の倒木
そこいら中が通行止めで遠回りを強いられた
しかしそれら昨秋10月14日と20日の行程で神奈川県のダムカードコンプリートまであと4ヶ所になってしまい、内3ヶ所のダムが丹沢湖に有ったので「そろそろ県道76号で丹沢湖へ行き、ついでに寒川取水堰もゲットして神奈川県ダムカードをコンプリートするか?」が再燃した。そんなこんなで2019年2月23日(土)、満を持しての完乗を計画したのだが..

前の晩、寝ながら考えた。
あの台風24号の凄惨な状態が半年やそこらで簡単に片付くはずが無い。特に道志みちから神ノ川ヒュッテ経由の犬越路峠(隧道(トンネル))までの北側は怪しい。自転車で進入したところで途中土砂崩れで通行止め、引き返しを余儀なくされるのでは無いか。
もともとこの県道76号線は「未完成県道」で台風の災害が無くてもそもそも未完成・未開通の道で車では走破出来ない。そしてその白眉(と言うか、せっかく76号線を自転車で走るなら通りたいの)は、全長800mの犬越路隧道であろう。何しろ電灯の消えた真っ暗なまっすぐのトンネルを、心霊スポットさながらに通過するのである。

結論は、北側をあきらめた。
走る距離は極端に短くなるがその分のライドを丹沢湖周辺で行うことにした。
そう言ったわけでスタートは西丹沢ビジターセンター駐車場、2/23(土)朝7:30になった

駐車場から上流に漕ぎ1km先の看板を右折すると程なく通行止めゲートが現れる
自転車で脇すり抜けギリギリ
ここから急な登りが続く。通行止めエリアだから人間はひとりきり、尻の真っ白な鹿と立派な雉(ヤマドリだったかな?)が現れる。猿が居なくて良かった、猿が群れるとちょっとややこしい。標高差400mの6〜7kmを登り切ると怖いトンネルの入口に着く。全長800mの犬越路隧道である。標高は900m

遠くにぽつんと出口が見える
トンネル周辺も崩落が激しい
意を決してトンネルに入る。
僅かな音でも反響するので怖い
幸いトンネルの中には変な生き物は居なかった。でも夏はどうなんだろう、蛇やヤマビルなんか出そうな気が
出口を出るとゲートは開放中、通過したのも束の間、
1つ目の崩落
1つ目の崩落に遭遇。これはちょうど何とか自転車が通れるすき間が空いている。そしてそこから少し走ったカーブの先..
大崩落で林道は完全封鎖!
北緯35°29′49.5″、 東経139° 5′09.6″地点
大崩落林道通行止めに遭遇!
もし当初の計画通り北側の道志みち側から入っていたら、トンネルを間近にして引き返す羽目になっていた。もちろんもっとずっと手前で撤収になっていたかも知れないが、ともかくトンネルまで到達出来なかったのは事実。まずは今朝のルート選定は正解であった。ここで引き返すしか無いと、もう一度トンネルに入る覚悟を決める。
初回よりはだいぶ気楽だが薄気味悪いものは薄気味悪い
逆側(北側)のトンネル入口。よく見ると陽が届いているギリギリの辺りが白っぽくなっている。ここにガラスの細かい破片が撒かれていて、後刻踏んでしまう。ガラスの破片が事故のものなのか故意なのかはわからない
そして不運にもガラスの破片を踏んだ我が快速しらかば号は敢え無く後輪をパンク。トンネルの中で止まるのは怖いので、出口まで走り抜ける。
携帯空気入れで試したがやはりパンクだった。迂闊にもパンク修理キットを車に置いて来てしまったので、車まで手で引いて戻ることにする。幸い殆どが下りだ。

だいぶ昔、タイのチェンマイで125ccの貸しバイクを借り、先住民族の村を気ままに回っていたら突然ガス欠になった。リザーブタンクも何と空だった!
日本にいると満タンで借りるのが当然だが外国では異なることを思い知らされた。迂闊であった。
しかし先住民族の村はたいてい山の上に有るのであの時も救いは「下り」だった。惰性で山を下りスピードが落ちると足で地面を蹴った。最後は平坦な道に出てしまい、どこに有るのかもわからないガソリンスタンドを探して汗だくになりながらバイクを押した。通りかかった欧米人のバイク乗りがロープで牽引することを試したが上手く行かなくて止めた。
やがてジュースを売ってるんだか油を売ってるんだかわからないようなガソリン販売店があり、悔しいから1リッターだけ入れて貸しバイク屋に返した。
クソ暑くて1日でこげ茶色に日焼けして次の日会社で驚かれた。
..等と言うことを、快速しらかば号を引きながら考えた。1時間弱の下りで駐車場、一旦自転車を積んで丹沢湖へ戻り水のあるところでパンク修理。

ここからはダムカード。

神奈川県のダムは、神奈川県管理が

  1. 相模ダム
  2. 城山ダム
  3. 三保ダム
  4. 道志ダム
  5. 本沢ダム 
  6. 玄倉ダム
  7. 熊木ダム
  8. 寒川取水堰 の8ヶ所

国土交通省管理が

  1. 宮ヶ瀬ダム
  2. 石小屋ダム の2ヶ所
で、三保ダム、玄倉ダム、熊木ダムの3つが丹沢湖に有る。
まずは玄倉第1発電所に向かい自撮り。
次に三保ダム見学。このダムはなかなか全体を見られる場所が無い
昔マイルドヤンキー・バ家族が中洲でキャンプして流された玄倉川。上流のユーシンブルーが有名になったが、今は通行止めで行けない。tanakabuchoも今回はここまで 

ド迫力の三保ダム
ダムカード配布場所は丹沢湖記念館
玄倉ダムと熊木ダムカードへは現在通行止めなので玄倉第1発電所での自撮り写真を見せる。これで3枚ゲット!
さてこれで残りは寒川取水堰のみになった。
丹沢湖から大井松田IC→厚木ICと戻る。
相模川河口から約7kmに位置する寒川取水堰へはクルマで行った。ダムカード配布場所は神奈川県企業庁 水道記念館、駐車場から少し離れているので注意。
ともかくこれで神奈川県公式10ヶ所のダムカードをゲットの巻!


(了)

2018年12月30日日曜日

恒例の銚子電鉄パトロール

お正月の買い出しを兼ねてまた今年の年末も銚電パトロール!
無事の運行中を確認!
ネーミングを頑張ったひかり号
海鹿島駅では手書き看板が再建、復活!
商魂たくましい銚電は御朱印まで売り出す!
昼飯はウオッセであなご丼
銚電よいつまでも永遠に!

2018年12月1日土曜日

しなの鉄道田中駅130周年記念式典

田中駅130周年(2018年12月1日)
田中さん集合!田中制だと特別な参加証が貰える。要身分証明書
友好関係に有る台湾国鉄の特急色「快速田中号」
田中駅見学の後は海野宿で新そば。空いている観光地(笑)
田中駅に寄る前に須坂の田中本家に寄り道。なんだか信州と田中姓は縁が深い模様

2018年11月25日日曜日

2018年ジャパンカップ「アーモンドアイ」

今秋は秋の天皇賞・ジャパンカップと東京競馬場のA指定席が当たった至福の年。
ジャパンカップは3歳牝馬アーモンドアイが超破格のレコードタイムで圧勝!
恐るべしノーザンファーム天栄!

2018年9月29日土曜日

完結、快速しらかば号 多摩川138km(往復276km)全流程遡行

河口から改めて遡ってみよう
多摩川の河口は羽田空港、東京湾
誰かが立てた河口標
ホントの0km標
1km標

京急本線。約6km地点
東海道新幹線。約12km地点
小田急ロマンスカー。約23km地点
武蔵野貨物線。約32km地点。我が家付近
中央本線。約40km地点
八高線。約44km地点
拝島橋。八高線のすぐ上流
羽村取水堰、玉川ブラザーズ像。約55km地点
羽村市の阿蘇神社
55km地点(羽村市内)
小作取水堰。サイクリングロードはここで終わりで右岸に渡らされる。ここからは車道を登る
JR日向和田駅付近の神代橋。約63km地点。標高約220m
秘境駅、白丸駅。約80km地点。標高約350m
山ガールの聖地 JR青梅線終点 奥多摩駅
小河内ダム
奥多摩湖。約90km地点。標高約530m
奥多摩湖の旧ドラム缶橋
都県境、101km標。ここから上流は山梨県で丹波川と名前が変わる。標高約520m
奥多摩湖のバックウォーター、丹波川本流は凍結していた
丹波山村のおいらん堂。標高約620m
難儀なトンネルが続く。最後の一ノ瀬高橋トンネル手前。右の旧道がおいらん淵方面だがすでに廃道。標高約870m
国道411号線から一ノ瀬林道に入る。一ノ瀬高原キャンプ場。標高約1,250m
作場平。約133km地点。標高約1,310m、快速しらかば号はここまで。この先自転車進入禁止
笠取小屋のバイオトイレ。小屋の標高1,776m、水干まであと1.5km!
来ました、水干!
ここが多摩川138kmの源頭「笠取山水干」、標高約1,850m
138kmのゴール!
水干は富士山と向かい合っている
最初の1滴を持参のコップに汲む
この真下は伏流を経て多摩川の源頭水干沢。この水はやがて我が家まで流れる
なかなか楽しい企画旅でした!
(了)