2016年7月30日土曜日

田んぼアート@行田 アクセス心得

田んぼアート@行田 アクセス心得
  • 場所:古代蓮の里
  • 住所:埼玉県行田市小針2375
  • 駐車場:古代蓮の里敷地内に有料駐車場(1回500円)があるのでここに停める。無料駐車場も有るが遠いのと、有料駐車場の駐車券提示でタワーのエレベーター代400円が半額200円になるので有料駐車場の方が断然お得だ。車を出るとき駐車券を忘れずに
  • 田んぼアートの見方:タワーに登って上から見る。田んぼアートは上から見て普通に見えるように計算して植えている
スライム
  • タワー:エレベーターが1基しか無く定員たった11名と言うしょぼい代物。エレベーターに乗るには整理券が要る。階段は昇り下りとも使えない
タワー。田んぼアートが先かタワーが先か
  • 整理券の貰い方:タワー1階の販売所でエレベーター券を買うと番号が書かれた紙も一緒に渡される。駐車券の提示を忘れずに。場内放送で番号が呼ばれるのでそれに合わせてエレベーター乗り場へ行き、列に並ぶ
  • 場内放送:蓮の公園の中でも整理券番号を伝える場内放送は聞こえるから、蓮を見たり蓮の写真を撮ったり、ポケモンGOでもして時間を潰すと良いでしょう
元々の名物は蓮
  • 場内:行田のB級グルメ「ゼリーフライ」やアイスクリーム、焼きそばの屋台も出ていてメシも喰える。暑ければ車の中で涼めば良し
  • 田んぼ:アートには2本のあぜ道が有り自由に入れる。色とりどりの稲が有って楽しい。タワーの上から見る完成図をイメージして観察するといい良いだろう
  • 整理券番号:自分の前の番号が呼ばれたら、タワー1階に入ってエレベーター待ちの列に並ぶと良い
  • エレベーター:11人しか乗れないがわずか40秒ほどで着くから、思ったよりも回転は早い。埼玉県民のおばちゃんたちと乗り合わすエレベーターは笑いが尽きない。
【当日の埼玉おばちゃんたちの会話実録】
  定員11人って、お相撲さんだったらどうすんのよ
  (積載キャパシティ750kgを標準体重で割っています)
  あらーほんとにお相撲さんだったらひとり分ね、ガシャコ!
  (ガラケーで唐突ににエレベーター内の写メを撮る)
  仲間に「早く乗りなさいよ」と言われて乗った最後のおばちゃんがブー!
  最後のヒトは降りて下さい……
  • タワー展望台:ドラクエの田んぼアートは絶景だがガラスの反射がもの凄くてせっかくのアートを台無しにしている。カメラ用リフレクターが3つ用意されているからこれを使えばマシな写真を撮ることは出来る
  • ドラクエ田んぼアートのサイズ:かなり大きいので広角のレンズ(カメラ)で無いと収まらない
お見事!
  • 待ち時間:午前中早い時間で60分〜90分(7/24(日)10:30到着で90分待ちだった)、11時を回れば120分以上。午後遅いと整理券配布が打ち切られることも有りそうだ。早く行くに越したことはない
  • トイレ:案内板はタワーの建物の裏側を指すが、建物内のトイレの方が綺麗で涼しい
良い休日を!

2016年7月23日土曜日

西表島奇譚(4)

写真はここに!
ここにも!

ピナイサーラの滝を目指してヒナイ川河口の入口からテープの目印に沿って歩き始める。たまに目印を見失う程度の、危なくは無い道だ。マングローブの川底からやがて草付き、そのうち林に入り徐々に高度を上げて行く。
舐めていてクロックスで入ったのは失敗だった。トレッキングにはそれなりの靴で入るのが良い。
やがて3〜40分歩いただろうかひと尾根越えて川沿いに出ると、そこは昨日ジャングルクルーズで上がった浦内川と同じようなジャングル風の川で、今にもピラニアが出て来そうな雰囲気を醸し出している。一旦川から離れてまた高度を上げる。次に川と出会ったのはカヌー墓場(カヌー置き場)。
そう、このピナイサーラ滝トレッキングの基本コースはここまでカヌーで来て、最後の30分を滝まで歩くものだったのだ。
ピンクのテープを見失わないようにジャングルの中を進む
やがてサキシマスオウノキを目印に、登山道は反対側の左岸に移る。とは言え橋は無いから、適当な渡河地点を探して川を渡る事になる。

サキシマスオウノキ。幅広の部分がフネのボディやまな板に利用された
周りのツアー客は皆ガイド付きで、小さな子ども連れも居ればふたりの綺麗な姐ちゃんを連れてはしゃぎまくるけしからんガイドも居る。
ここからの上りは正直キツイ。岩場を幾つも越える。
まさかカヌーで出た爽やかツアーの最後がこんなにキツイ岩登りとは!こんなの聞いてないよ!と、ハーハーゼイゼイ、息を切らしている客がほとんどだ。もちろん中には滝上を目指す健脚チームも居るには居るが。
我が隊の女子達は頑張って弱音を吐かずに最後まで登った。誠に立派であった。

カヌー墓場
渡河してから苦闘30分。着いた滝はそれなりに立派だった。但し、更に滝上方面へ歩かなければ滝壺に辿り着けない構造になっていた。
滝下の溜まりに大ウナギがいた。
近くに居たガイドに聞くと滝上にもヒトが多く居るので、ここの水は飲まない方が良いとのことだった。見た目も澱んでいて飲みたくなる水では無い。
滝の清水を補充することを目指してここまで上がって来た我々にはダメージが大きかった。
  • やがてスコールが来た
  • 干潮の内にヒナイ川河口を渡り道路まで戻り切らなければならない
  • 個々の飲み水も底をつきつつある

そう考えるとここで昼飯を喰う余裕は消え、一刻も早い下山に目標を切り替えざるを得なかった。
早々に滝を後にする。
スコールを浴びながら我が隊の人魚が言った。
「天と地がつながりましたね」
一瞬まさにそう感じた、ピナイサーラ滝の清冽なスコールだった。

ピナイサーラの滝全景。正直なところ遠くから見ていた方が迫力がある
下りは元の道を忠実に辿る。
スコールが降って岩が滑りやすくなっている。尻もちはつかないまでも実際何度も滑り、渡河したところでtanaka隊長のクロックスのバンドが壊れた。持っていた紐で応急措置をして下山を続ける。
下りは退屈だ。
暑いし飲み水は底をついた。
やがてヒナイ川の河口に出て、置いておいた釣竿を回収する。
橋までがとても遠い。
有るはずが無いことは分かっていたが道に出れば自販機が有るのではと言う幻影にとらわれ始めた。
ゴムボートを出して釣りをしているM型T型奴隷にようやく連絡が付いたが、奴ら釣りの真っ最中で車で迎えに来ようと言う気は無かった。
無性にドクターペッパーが飲みたかった。
どうにか道路に出た。
小休止の後、カンカン照りの歩道を歩き始めた。
30分ほどの距離だったが遠かった。
キャンプ場へ向かう最後の上り坂がきつかった。
キャンプ場に着くとそれぞれ飲み物を探してともかくも無事の帰還を乾杯した。
弁当に持って行ったおにぎりは焦げ飯で喉を通らず、昨日奴隷達が運んで来た廃鶏の唐揚げはゴムのようで歯が立たなかった。
時間は15時過ぎ。うどんを茹でて大根おろしで喰う。素晴らしく美味だった。

(続く)

2016年7月9日土曜日

西表島奇譚(3)

6/18(土)

昨日の朝の下見で長老から教わったピナイサーラの滝。何だか毎日滝ばっかだが西表島には海とジャングルと滝しか無いのである。
干潮時刻は昼過ぎ。
よって11時頃に潮の引いた河口を渡りマングローブ林へ突入、更にジャングルを突破すれば恐らく目的の滝に着いて潮が満ちるまでに戻って来られる。ま、そんな呑気な作戦を描いた。
歩き出した我々のずっと先にひと筋落ちているのがピナイサーラの滝。直線で歩けばさほどの距離は無いように、歩き始めた時は見えたんだが
潮の引いたヒナイ川の河口の浜をピタピタと進み、途中膝丈の渡河で川の向こう岸には難なく着いた。そこからが難儀だった。ぬかるみに足を取られ沈み始める。やがて足が抜けなくなった大野隊員がワタシモウダメデスと呻いて脱落。足を抜こうと奮戦する大野隊員を置き去りに、マングローブ林の中を、巨大なカワニナに顔を近づけつつ、腰をかがめて進むがやがて立ち行かなくなって退却。
大野隊員のところへ戻ると既に泥からは抜け出て、仁王立ちしていた。
一旦退却。
今一度、もう少し広そうなところから富岡隊員が単独チャレンジを試みるがものの1分で敗退。
河口に目を移すと、シベリア抑留難民のような列がぞろぞろと何やら川の上流へ向かっている。もしやピナイサーラの滝に向かう一行かと後を付いて行って尋ねると、一行は研究者の集団で、滝まで歩いて登るとのこと。
こりゃラッキー!と言う事で目印のブイが付いている入口の木に釣り竿を置き、水と昼飯を持って研究者集団の前に入らせて貰う。
道中ところどころ道は解りにくいが、ピンクのテープを目印に進めば大丈夫。少し遠回りをしたものの「滝でうまい水を汲んで昼飯!」を目標に歩き始めた。
(続く)

【参考】
ピナイサーラの滝への道の情報 - 沖縄離島ドットコム


2016年7月8日金曜日

西表島奇譚(2)

6/17(金)続き

ジャングルクルーズから帰った我々は夕方からの釣りを目指して釣り仕掛けの準備に余念が無い。
いつのまにか那覇からやって来た奴隷ふたり(M型エンジンとT型エンジン。ちなみにエンジンとはゴムボート用人力エンジンの事を指す)は買い出しなどの雑用の間に仕掛けを作る。
狙いは我々には馴染みの薄い「タマン」だと言う。見るとぶっ込み仕掛けを作っている。
船浦港の堤防にはキャスティング出来る浜も有り堤防は内外とも釣りになりそうでなかなか良い。
タマンには、沖縄F3の連中は燃えるものが有った。
同じキャンプ場のキャンパー、風来坊2人組が70cmは有ろうかと言うタマンを上げて共用冷蔵庫に入れくさった。それを見てF3に火がついた。「今の内にこの魚を持って写真撮るか」という風に火がついた。火はもう少し違う方向に点けてもらいたいものである。

長老タクシー乗車組と徒歩組に別れて船浦港へ。
非タマン組の我々は中通しオモリにキツネ針、イカ餌でミーバイ狙い。
腐るほどあたるがあっという間に根に引き込まれる。それでも何とか2匹上げて味噌汁の出汁用に。御大は良型タマンを上げる。
夜釣りまで粘る奴隷ふたりを置いて順次テン場へ帰還。
御大はタマンのマース煮(これは無条件に旨かった!)、
ミーバイ出汁にアオサと油揚げの味噌汁、
マース煮のツユに八重山そばの麺を投入。
ウィスキー白州はほぼ空になり、西表島の夜は今日も更けゆく
右が御大の上げたタマンのマース煮。絶品
(続く)