2016年7月8日金曜日

西表島奇譚(2)

6/17(金)続き

ジャングルクルーズから帰った我々は夕方からの釣りを目指して釣り仕掛けの準備に余念が無い。
いつのまにか那覇からやって来た奴隷ふたり(M型エンジンとT型エンジン。ちなみにエンジンとはゴムボート用人力エンジンの事を指す)は買い出しなどの雑用の間に仕掛けを作る。
狙いは我々には馴染みの薄い「タマン」だと言う。見るとぶっ込み仕掛けを作っている。
船浦港の堤防にはキャスティング出来る浜も有り堤防は内外とも釣りになりそうでなかなか良い。
タマンには、沖縄F3の連中は燃えるものが有った。
同じキャンプ場のキャンパー、風来坊2人組が70cmは有ろうかと言うタマンを上げて共用冷蔵庫に入れくさった。それを見てF3に火がついた。「今の内にこの魚を持って写真撮るか」という風に火がついた。火はもう少し違う方向に点けてもらいたいものである。

長老タクシー乗車組と徒歩組に別れて船浦港へ。
非タマン組の我々は中通しオモリにキツネ針、イカ餌でミーバイ狙い。
腐るほどあたるがあっという間に根に引き込まれる。それでも何とか2匹上げて味噌汁の出汁用に。御大は良型タマンを上げる。
夜釣りまで粘る奴隷ふたりを置いて順次テン場へ帰還。
御大はタマンのマース煮(これは無条件に旨かった!)、
ミーバイ出汁にアオサと油揚げの味噌汁、
マース煮のツユに八重山そばの麺を投入。
ウィスキー白州はほぼ空になり、西表島の夜は今日も更けゆく
右が御大の上げたタマンのマース煮。絶品
(続く)

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